知能行動情報学研究室

知能行動情報学研究室は、医療情報をテーマとし、病院情報システム、および、実世界のセンシングデータをもとに、医療従事者の行動理解、支援、行動変容を研究していきます。

ゼミについて

知能行動情報学研究室では、週に一回のゼミで研究相談や進捗共有をしています。以下に、3年生、4年生の時にゼミでやる内容を簡単にまとめます。

三年時のゼミ

学部3回生では研究を行うにあたって、基本的な知識や、研究室で用いる計算機環境についての講習を行なっていきます。以下に主な講習内容を挙げます。

  • 医療情報学入門
  • 医用画像処理入門
  • 研究についてのサーベイ
四年時のゼミ

学部4回生では、3年次に習得した知識・コーディング能力を活かして、研究を進めていきます。4年次にやる内容はまだ流動的ですが、現状では以下のような内容を進めています。

  • 4月 研究テーマ決め
  • 4-5月 研究についてのサーベイと関連研究に関する論文記述の作成
  • 6-7月 Rapid Prototyping 01
    • 調べた研究内容をもとに自身の扱うテーマを実現するシステム実装
  • 7月 研究要旨まとめ
  • 8月 夏休み(ゼミが完全になくなるわけではありません)
  • 9-10月 Rapid Prototyping 02
    • 1回目のプロトタイピングの反省をもとにシステム実装をし、研究の方向性を定める
  • 10月 中間報告の作成
  • 10月-11月 研究テーマに基づいたシステムの実装
  • 12月 実験
  • 12-1月 研究報告の執筆
  • 1月 研究論文の執筆
  • 2月 研究発表

順当に進むと上記のような流れで卒論発表まで進むことになりますが、大抵の場合、このように綺麗に進むことはありません。

複数の実験をしないといけない場合もありますし、システムがバグで動かないことが数週間続くこともあります。これまでの授業と違って、仮説を立てて実験しても全く結果が出ないこともあります。真面目に進めても結果が出ないこともある・・それが研究です。社会に出る前にこのような体験をすることは皆さんにとって価値のある予行演習になると思います。

その他
  • 必ず研究室に来なければいけないということはありません。研究テーマは、機械学習の技術を使うものが多いですが、そのためにクラウド 📄 計算機環境 を用意しています。家でも研究を進めることができます。
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