知能行動情報学研究室は、2022年度から新しくできた研究室です。指導教員(杉山)は、京都大学医学部附属病院で電子カルテシステム、医療データの研究利用のための基盤システムの開発、運用に携わっていました。新研究室でも引き続き、医療情報に関する研究を中心に研究をしていきます。
本研究室のテーマは「行動変容」です。テーマに関することであれば、医療に関すること以外でも扱います。例えば、訓練・学習などもそのテーマに含みます。2023年度、知能行動情報学研究室では、以下の3つのテーマに取り組んでいきます。
実世界環境理解
カメラで撮った動画を色々な手法で解析して、撮影した環境を構造的に理解し、VR空間で再現できることを目指します。交通情報学研究室と共同研究しており、一緒に取り組んでいます。
自然言語処理
電子カルテのデータはそのほとんどが、カルテ内の文章の形で格納されています。自然言語処理で文章から病名などの意味のある固有表現を取り出し、意味レベルで構造化する必要があります。